よその国はどうなの?その5です。1997年インドネシア
通訳ガイドさんの解説;インドネシア在住日本人は1.5万人です。木製品よりもプラスチック製品のほうが高い。石油よりも飲料水のほうが高い。子どもは平均4.4人だけど、年では2人制限。クルマは3人乗っていないとジャカルタ市内には入れない。チェックゲートの前後で<こどもが乗って、すぐ降りて、子どものバイトになる(千リラ=40円)>。学校は午前午後の2交代制。教員の給与が安くて教員が足らない。小学校卒60%、中学卒20%~30%です。掛け算ができたら優秀です。採用!食事は40円~80円でとうふや焼そば。大統領ファミリーの金儲けが眼に余る。まあバナナを家に植えておけば食える。能率・効率・工夫・向上という・・・ことはナイ。
現地の投資コンサルタント、Rahman氏の話し;役人への裏金料は手続き料とおもってください。標準があるのでボラレないように、気をつけて。いくらでやってくれるか?10%バックするとか・・・。と直接どんどん聞いていい。給料が安いのでよろこぶ。しかし、あてにしない。しかし諦めない。近所のモスクなどに、細かい金額で何度も寄付すると、何かあったら、まわりが応援してくれる。
街の様子は;7車線で一方通行。バイクは全員ヘルメット着用している。水色ワゴン車がタクシー、個人営業の大さびのバス、インド製のオレンジ色の底が抜けていそうな3輪車タクシーも活躍。衛星放送はパラボラアンテナでNHKも入る。
現地の投資コンサルタント、Rahman氏の話し;関係者の言うことが全部食い違うことがある。文書でもらう。法律を確かめる。法律はどんどん、前触れなく変わる。法律は出てから半年たって運用が定まる。オランダ式で契約書はコピーはダメ。原本しか証拠にならない。日本はドイツ式。契約書は防犯フェンスと思って、ないよりはあった方がいいので必ず契約書はつくる。現地のコンサルタント会社は「わからない」という勇気がないのでわからなくてもわかったふりをすることが多い。現地に長い日本人も感覚がインドネシアです。気をつけてください。
現地の投資コンサルタント、Rahman氏の話し;<キラキラOK!>キラキラ=アバウトな人でないとノイローゼになる。7割大丈夫ならOk。というセンスでいかないと進まない。インドネシアでは埋蔵資源(石油・鉱物)がわからない。採掘技術もない。350年間支配したオランダが知っていて隠しているんじゃないかとみんな思っている。電気と水は沢山使うと高くなる。会社は大企業と小企業で、中間はない。台湾・韓国系は待遇が悪くてきらわれている。日本はアメリカ並みで評判は良い。しかし、外資企業で働くことは外国人のために働くことと思っている。独立・憲法草案委員会には日本の将軍がたくさん参画していたことはみんな知っているが、民族のプライドとして言いたくない。